思い出アルバム わたしの俺節

19)命を溶かす歌ぺんぱっくさん)

 

命を溶かす歌。

まさに、この作品において、また演じられた安田さんにとっても

歌は「命」をかたどったものだったと思います。

 

 

20176月。「スゴイものを見た。鳥肌が立った」と友人からLINEが来た。

その頃、私は俺節も安田さんのことも全く知らなかった。

のちに両方に大層惚れこむことになるのだが、

出会いが遅かったゆえに、奇跡の舞台を拝見することはかなわなかった。

 

だから、私の中の「俺節」はテレビ番組で流れたほんの30秒ほどの

吉幾三さんの「港」のシーンだけ。

 

たった30秒。

なのに、「凍てつくような」のワンフレーズだけで、

全身総毛立った。

何度見ても、呼吸を毎回忘れてしまう。

感動も超えて、「歌で殴られる」感覚に恐怖を覚えてしまう。

それだけ強烈で衝撃的だった。

まるで命を、魂を溶かして、そこから音と言葉が形作られいていたように思えた。

 

 

いつかこの目で俺節をみることができたなら。いや、絶対見たい!

そんな想いで今回下手の横好きなりに、絵を描かせていただきました。

永遠の俺節プロジェクト成就と、安田さんのご全快と大願成就を

心より願って、この作品を捧げます。

 

俺節関係者すべての方に幸あれ!


18)みれん横丁の皆様へ、感謝の気持ち。(りょーみさん)

 

舞台「俺節」、開演1周年、おめでとうございます。

あんまりドラマやイベントにハマることのない私でしたが、去年の今頃は人生初の「ロス」を体感していました。
6/4  6/11
赤坂ACTシアター、6/26  6/27 オリックス劇場、を観劇させていただいた私は、6/28からすっかり「俺節ロス」でした。

初めて「俺節」を観た時の衝撃はすさまじく、良かった・すごかった、といったような言葉では表しきれないものでした。
そして、「声で殴られる」ような衝撃は忘れられません。
どの登場人物も思い出深いシーンがあって、こうして物語を一から思い出せる場を作ってくださった、世紀プロの皆様には感謝しかありません。
本当に、シーンをひとつずつ思い返すと、こんなにも鮮明に蘇るのかとびっくりしています。

また、どの舞台もシーンごとにお客さんの反応が違って、シリアスにもコミカルにもなりました。舞台って生物(なまもの)なんだなぁと改めて感じました。

それを如実に感じた1シーンがあります。
テレサが祖国に帰る前に、やっとコージと再会して、言葉ではなく嗚咽だけで会話するシーンです。
計4回、「俺節」を観させていただいた私ですが、あのシーンはまさに「俺節」で、言葉がなくとも想いが通じ合って、分かりあって、という切なくも感動のシーンだと思っています。
受け取り方は人それぞれだというのはわかっているつもりですが、確か3度目に拝見した舞台で、そのシーンで会場からクスクスと笑い声が起きたのです。
「え?!これ笑うシーンなん?!」とすごくびっくりしたと同時に、ショックでした。
(笑いを取りにいっていたシーンだとしたら、すみません


公演を重ねるごとに、信玄餅のやり取りにも磨きがかかって、大好きなシーンでした!
この舞台を通して、たくさんの役者さんを知れたことも、私には大きな収穫でした。

また、公演後に行かせていただいた、グッズ売り場では売場の方々が本当に気さくで、バッジをおまけしていただきました。後からわかりましたが、俺キャット屋、世紀プロの皆様だったのですね!

「俺節」に出会えて、本当に幸せ者です。

 



17)オルゴール第2弾!!「みれん横丁のテーマ」(キリンさん&みぃた。さん)


16)俺節という世界が、皆様の中に生き続けますように。C'est la vieさん)

 

こんにちは。
永遠の俺節プロジェクト、日々拝見させて頂いております。

私が「俺節」という作品に出会ったのは、
昨年の月、赤坂ACTシアターでの舞台です。

安田さんを始め、好きな演者さんが出演するということもあり、

観劇させて頂く前からとてもとても楽しみにしていました。

舞台を観終わっても、観劇中から溢れた涙は止まりませんでした。

土田先生の「俺節」という世界が、
コージやオキナワ、テレサたちの生き方が、
力強く魂のこもった歌とともに
身体中にずっしりと染み込む感覚でした。

年経った今でも、

ふとあの世界を思い出して涙が溢れてきます。

叶うことならば、これからも何かしらのかたちで俺節という世界を留めてほしい……
密かに願い続けています。

永遠の俺節プロジェクトにおいて、
それが難しいものだということは
ホームページ等で拝見させて頂きながら把握しておりますが、
どうか皆様の願いが良い方向へ向かいますようにと密かに願い続けております。
そして、お力になれることがあれば、
微力ながら協力させて頂けると
いちファンとしてもとても嬉しいです。

どうかあの素晴らしい俺節という世界が、
皆様の心の中に生き続けますように。

これからも陰ながらではありますが応援しております。
関係者の皆様、どうかご自愛くださいませ。

 


15)思い出話『わたしの俺節』にお付き合いください(^^)(キリンさん)

俺節周年、本当におめでとうございます。

私は(これを書いている時点で)ちょうど一年前の今日、25日に舞台へ足を運びました。
長くなりますが、思い出話『わたしの俺節』にお付き合いください(^^)

私が舞台俺節を知ったのは母の『安田くん、舞台やるらしいよ!』という一言でした。ちょうど高校年生、前回安田くんが主演の舞台をやった時も中学年生だったので『また受験生のタイミングか!』が、最初の感想です(笑)。
その後、詳細を見ると原作は漫画で物語は演歌が中心。今まで興味を持ったことのない世界でした。これは面白そうだ!と、チケットに応募しました。惨敗(笑)枚も取れなかったのです。前回の舞台はこの時点で諦めました。受験生ですし。でも、何故か今回は諦めがつきませんでした。この時から何か縁があったのかなぁなんて、今なら思います。とにかく出来るだけのことはやってみよう!そう思いました。
電話繋がらず。急いでコンビニの機械から売り切れ。もうこれでダメなら諦めようと、祈りながら一般販売に応募しました
今回の一般は先着順ではなく抽選だったので、結果が出る日まで気が気ではなかったです。そして当日『お席をお取りすることが出来ませんでした』あぁ、そうか。まぁそんなもんだろうなぁ。やるだけやったし、ぱったり諦めようと思ったその時、一緒に申し込んでいた友人から『取れたよ!日曜日!』と連絡が来ました。本当に嬉しかったです。今でも思い出すと手が震えます。とにかく、舞台を観に行ける幸せでいっぱいでした。

舞台を観るにあたって、何の知識無しに行くのは何となく後ろめたかったので原作を読もう!と、本屋を何軒かまわりましたが売っていなかったので取り寄せてもらいやっと手にしました。
衝撃を受けました。登場人物みんなが生きるのが下手くそで、理屈なんてなくて、でも泥臭くてカッコいい。いつの間にかその世界に魅せられていました。

舞台当日は緊張しながら席に着きました。3階席、ほぼ真上から舞台を見下ろす形です。
会場が暗くなり舞台が始まりました。吹き荒れる風の音に舞台上を歩く老婆の姿。一気に俺節の世界へ引き込まれました
その後、舞台上で行われるやり取りひとつひとつが真っ直ぐで切ない。と、『凍ーてーつーくーー!!』舞台で初めての曲。このたった文字でピンと張り詰める空気。鮮明に覚えている方も多いのではないかと思います。
進んでいくストーリー。やっぱり原作のように生きるのが下手くそで、でも自分の大切な人の為には一生懸命で、泥臭くてカッコいい。部のラスト、横丁のみんなでの『命くれない』は圧巻の一言でした。決して近いとは言えない3階席まで届く迫力。歌で圧倒され後ずさるヤクザ達、あながち演技などでは無かったのではないかとさえ思いました。
部と部との幕間、私はすぐには立てずにいました。素晴らしい舞台だったと聞いてはいたけれど、まさかこれほどとは魂の叫び、こういう意味だったのか


上がりきった気持ちをどうにかしようと廊下を少しぶらぶらして、たくさんの有名人の方々のサインが飾られているのを見つけ、素敵な会場だなぁなんて思いながら2部に備えて席に着きました。
明るくドンパン節から始まった2部は、ここから一気に加速していきます。出会いと別れが複雑に絡まって、でもその別れは相手が大切であるからでテレサもオキナワも失い、故郷も捨てたコージくんは見ていて切なく悲しかったです。
最後にはデビューも出来ず、テレサも故郷に帰ってしまったけれど、新聞を投げ捨て前を向いた姿は輝いて見えました。

俺節は観劇した人だけでなくキャストを初めとする関係者の方々にも本当に愛されているなぁと、ブログなどを通して感じました。そこでつづられていた舞台裏でのエピソードひとつひとつが暖かく、どれも大好きです。周年の日に俺節に触れていた方も多く、皆様の中でも大きな作品だったのだなと嬉しかったです。
『初めてこんなにも死を意識した』と語っていたほど、言葉通り命懸けで大変な舞台だったと思います。でも、それほどまでに全力でぶつかったからこそ心動かされ勇気づけられた人が多くいるのだと思います。
私はこの作品に泥臭く生きるカッコ良さを教えてもらいました。これから先も辛いことや悲しいことはいくらでもあると思います。そんな時はこの舞台を、携わった方々の熱意を思い出して泥臭くがむしゃらに生きていこうと思います。

最後に、関係者様。俺節というこの素晴らしい作品と出会う機会をいただけたこと、感謝します!そして、これから益々のご活躍と少しでも多くの幸せがあることを願っております!
ありがとうございました。   へば!

 


14)世界で1枚だけのチケット(akrさん)

俺節 上演周年おめでとうございます。

 

わたしの俺節は、一年前の25日で止まってしまっています。

 

大阪で当日券に並んだあの日、鮮明に覚えています。

最後まで諦めずに私の席を用意してくださったオリックス劇場の皆さん。

本当にありがとうございます。

手書きで座席が書いてある世界でたった枚だけのチケットです。

これを見るたびに、私は、コメント欄にも書かせて頂いた、あの経験を作品の一部として、大切に大切に抱えて生きていこうと思えます。

 

それからもずっと、毎日当然のように日が昇り、有難くもこうして生きています。

 

生きることに有難いと思えるようになったのも、俺節との出会いは大きな要因です。

 

生きていることの方がしんどい気がしていた私にとって、俺節は、一緒に泣いてくれる作品でした。

おかしい表現かも知れません。

普段は強がりで弱音を吐けない、見せない私でしたが、

世の中の不条理を嘆き、悔しく思い、それでも叶わない夢を見ていたいと、感情のままに動かしてくれました。

 

それは一年が経ち、プロジェクトのことを考え、泣きながら文章を書く今この瞬間も。

こんなに感情的な自分がいるのは、俺節のおかげです。

 

観劇した後は、俺節の話やこのチケットの話をしては、人前で涙を流す私に、

友人は『俺節を語る時のアナタ、別人みたい』と私のことを語りました。

でも、『まぁ、そういうの見せないだけだもんね。知ってる』

こんな言葉をも、友人から貰いました。

 

自分を分かってくれている友人がいると気付かせてくれた俺節には、感謝しかありません。

 

私は座長のファンでいられて幸せです。

こんなに素敵な作品と、素敵な皆様と出会わせてくれたからです。

他にもたくさんの出会いをくれました。

先程述べた友人との出会いも、関ジャニがきっかけです。

 

元々、お人柄に惚れ込んではいましたが、あの日から、座長の言葉や行動が、より深く、私の胸に突き刺さることが増えました。

 

それはきっと、座長にとっても、俺節は人生を変える作品だったからかなと思います。

 

あの日を思い出すには、短くて、でも長い月日が経ちました。

安定した幸せな毎日が送れている証拠であり、とても有難いことなのですが。

ふと、このサイトを見た時には、容易に感情が溢れだします。

止まった時間が動き出し、またあの日へと思いを馳せることが出来ます。

改めて、このサイトを運営してくださる皆様、見てくださる皆様、コメントや投稿をしてくださる皆様、すべての皆様に、ありがとうございます。

 

忘れられない。忘れたくない。

そんな思い出と感情と、これからも一緒に泣きながら、そして、笑えることに感謝しながら、生きていきます。

 

 

Forever 俺節 大好きです。



13)6月18日東京公演楽日から1年(Fさん)

去年の今日は赤坂ACTシアターでの楽日。

初日からたくさんの方が詰めかけてくださり、たくさんのお祝いのお花もいただきありがとうございました。

今朝の地震で被害に遭われた方も多数おられることと思います。

皆様の日常が一日も早く取り戻せますように。私たちもお祈りしています。


12)俺節オルゴール(キリンさん)

舞台で聞いたものを耳コピしたものです。

あの感動を思い出すきっかけに少しでもなれたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

 


11)まっすぐ泥臭く生きることはかっこいい!(ちゃーりーさん)

「俺節」は、私が人生で初めて観劇した舞台です。

私は関ジャニのファンで、中でも安田章大さんが特に好きです。だから、安田さんの生歌が聴きたいという、今思えば舞台関係者の方々には失礼になってしまうような理由で、ファンクラブの優先受付に申込みました。抽選に外れてしまったので、友達にも協力してもらって、その後の一般発売で1時間粘って二階席のチケットを購入したのも「俺節」のいい思い出の1つです。

 

舞台の前に、原画展を見ました。その時はまだほとんど予備知識のない状態だったので、正直なことを言うと、流し見しながらただ「凄いなぁ」と、それくらいの感想しか抱きませんでした。グッズ売り場で青の俺キャット缶バッジとみれん横丁の缶バッジを買いました。外に出て、看板の写真を撮ってから会場に入りました。

舞台の感想については、私の乏しい語彙力で言い表すにはもったいないのであまり言いたくありません。でも、1部が終わり客席に明かりがついた瞬間、自分でも驚くくらい泣きました。涙の理由は自分でも分かりませんでした。でも、ただストーリーがいいとか歌詞がいいとか、まして安田さんの生歌を聴けたからなんていう単純な理由では絶対にありません(もちろんストーリーも歌も最高でした)。あの舞台に「安田章大」はいませんでした。1部だけでなく舞台全体を通して、コージをはじめとしたみれん横丁の人々の歌とエネルギーに圧倒され続けていたことは強く記憶に残っています。

 

帰りの新幹線の中で、いろいろなことを考えました。自分の感情に素直に、まっすぐ泥臭く生きることはかっこいいんだと、自分らしく生きるということは、難しいけれどとても輝かしいことなんだと思いました。原画展は(時間がなく仕方なかったとはいえ)舞台の後に行けば、もっと何かを感じることができたかもしれないと思いました。もう1度観たい、みれん横丁に行きたいとも思いましたが、結局それはできませんでした。

コージもテレサもオキナワも、「俺節」の人々は皆私の記憶の中でちゃんと生きていますし、舞台を観ていたときの気持ちが昂る感覚も未だに思い出すことができます。初めて観た舞台が「俺節」で本当によかったです。

 

安田さん、福士さん、シャーロットさんをはじめとした出演者の皆様、見えないところでたくさん動いてくださっていたであろうスタッフの皆様、そして俺キャット屋さんの方々にも、素敵な作品に出会わせてもらった感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 

 

どうかこれからも、ご自身を大切にしながら1日1日を過ごして頂けたら私も幸いです。

 



10)海の向こうにも、俺節ファンはいます。(海外の安田くんファンさん)

 

舞台「俺節」1周年おめでとうございます。

 

私の母語は日本語ではないので、日本語うまくないですが、

 

旧年大阪で回公演をご覧なりました。

安田くんファンの私にとって、本当に素晴らしい、誇りです。

原作も辞書使って、拝見しました。

熱くて、人間らしくて、とても好きです。

 

関ジャニ好きになって、今年11年目、

関ジャニのおかげで、安田くんのおかげで、俺節のおかげで、

いろいろな友達ができて、生活にパワーをいただいて、 いい人生です。

いつもありがとうございます!

 

皆様も健康で、楽しんで生活したらいいです。

 

 

写真のうち一枚、旧年友達が東京へ行って、 買ってもらったグッズです。最高!

 


)『俺節』が病と闘う力を与えてくれました。(Cさん)

俺節の舞台化1周年おめでとうございます。

 

私が俺節を観たのは去年の6月2日でした。

最初から泣いてしまったのを覚えています。

 

元々父が演歌が好きで、小さい頃に一緒に聞いていたので、 劇中に結構知っている曲があり観ながら口ずさんでいました。

毎回観る度に同じ場面で泣いていた気がします。

 

赤坂ではありがたい事に色々な場所で観劇することができました。大阪での大千穐楽も観れました。

 

海鹿耕治を安田くんが演じてくれましたが、観ていくにつれてコージそのものに見えてきました。

全力で演じているのがひしひしと伝わってきました。

 

コージとテレサが再会してテレサが北国の春を歌うシーン、

俺節をあの雨の中で歌う姿を思い出すと涙が出そうになります。

 

素晴らしい作品に出会いました。ありがとうございます。

 

原画展をしている時原画を拝見したりグッズ等を購入させて頂きました。

その後も、通販も利用させて頂きました。

 

去年の3月に子宮体がんの手術をして入院前から俺節を観に行く日を楽しみにしていました。

 

私のガンは、初期のステージだった為に放射線治療や抗がん剤治療もなく経過観察の検査を2ヶ月に1度受けるだけに留まりました。  

今のところは異常なく1年経ちました。

少しでも異変に気付いて病院に行き検査をしてガンの疑いが分かって手術できたので、検査の大切さが分かりました。

 

俺節を観に行くために、退院して少しずつ体力を戻すために電車に乗り花見に行ったりして翌月には職場にも復帰をして、観に行く日まで頑張れました。

去年の今頃の行動力には驚きです。

ほとんど、6月の土曜日には赤坂に通っていたような気がします。

今では、信じられません。

 

去年の秋以降には少しずつ疲れやすくなったり目のピントが合わなかったりホットフラッシュといった更年期障害が出始めています。

 

関ジャニ∞15周年を迎える時期にすばるくんの脱退という発表があった時はものすごくショックでしたがメンバー皆が決めた事だし、送り出してあげようと。そしてこれからも6人になる関ジャニを応援していくと決めました。

 

 

皆様の体調も心配ですがご無理をなさらずに。

 


)くすみかけたこの部屋で (おづさん)

 

舞台俺節一周年おめでとうございます。
一年経ってもこれだけ愛される俺節が私も大好きです。

俺節は私にとって一生忘れることのできない舞台です。
舞台を隅から隅まで使い、転換一つ一つにまで物語の流れを途切れさせないように工夫されている、プロジェクションマッピングなども使用し、音や照明で表現するだけでなく人だけで車を表現したり、本当に雨を降らせてしまったりと、すごく作り込まれた演出と、様々な人にスポットを当てた涙無しには観劇できない脚本、登場人物のその時の感情が直接伝わるような選曲の数々など、すべてのスタッフが土田世紀先生の『俺節』に敬意を払って素晴らしい舞台にしようとされているのが、ひしひしと伝わってきました。
それと共に、キャストの熱量にも圧倒されました。
毎公演全身全霊で挑み毎公演200%の力で演じ歌っているキャストの皆様を観て涙が溢れました。
あんなにも熱量を持った舞台に今まで出会ったことがありませんでした。
観劇中は勿論、観劇後もずっと心臓がドキドキするのが治まらず、何をしていても俺節のことを考えてしまうそれほどの舞台でした。

魂を削るような歌、コージ自身が取り憑いているかのような演技、全てに全力で挑む圧倒的熱量。
コージを演じることができるのは全世界で安田章大さんだけだと思います。
勿論、オキナワを演じることができるのは福士誠治さんだけ、テレサを演じることができるのはシャーロット・ケイト・フォックスさんだけです。
舞台俺節に関わるキャスト・スタッフの方々がいたからこそ、これ程素晴らしい舞台が生まれました。

今回のプロジェクトが発表された時、本当に嬉しかったです。
沢山の障害がある中で、すべての責任を一身に背負い沢山傷ついて尚、それでもこのプロジェクトを続けてくださる奥様には頭が上がりません。本当に感謝しております。

このイラストは劇中のあるシーンを描いたものです。
あの素晴らしい舞台の一部を少しでも残せたらと思い作成しました。
まだまだ忘れられないシーンが沢山あります。
ですが、日に日に記憶からこぼれていくことが悲しくて悲しくて仕方がありません。
こんなにも素晴らしい舞台がもう二度と観劇できないということ、そしていずれ忘れられていくということは、あってはならない事だと思います。
舞台俺節は宝です。
絶対に後世に残っていくべき作品なのです。
永遠の俺節プロジェクトが良い結末を迎えられますように。
ずっと応援しています。

 

 


7)私の武器 (あやさん)

 

舞台上演一周年おめでとうございます。

 

皆さまが本当に素晴らしい思い出や作品を載せられているなかとても恐縮ですが、私もひとつお話をさせてください。

 

私は運良く東京と大阪、それぞれの場所で舞台を観ることができました。

観劇された方はご存じかと思いますが、各公演会場には出演者さんたちへのプレゼントボックスが設置されていました。

 

東京公演を観に行ってその存在を知った私は、次に行く大阪公演までに私の武器で出演者さんたちに何か贈り物ができたらと考え、普通の人よりかは少しだけ得意な裁縫でテレサ役のシャーロットさんへテディベアを作ることにしました。

本当は、コージ、オキナワ、テレサそれぞれのモチーフのベアを作りたかったのですが、期間が2週間と少ししかなかったので一番最初にイメージがわいたテレサ(のベア)を作ることにしました。

 

すぐに生地屋さんへ走り自分の中のテレサのイメージはこうだからボディーはこの生地にしよう、手のひらはこの生地にしよう、目の色は市販のものでは納得がいかないから自分で塗って作ろう、テレサは水色のローブが印象的だったから結ぶリボンは水色にしよう

仕事の休憩中、寝る前、俺節を何度も脳内再生しながら毎日少しずつ縫い、完成したのは大阪へ旅立つ前日でした。

 

もしかしたらこの贈り物は諸事情でご本人の所へ無事にたどり着いていないかもしれないでも私は自分のありったけの気持ちを形にすることができて、それをプレゼントボックスに入れることができただけで大満足でした。

とても忙しかったですが、良い思い出のひとつです。

 

今でも劇中で歌われた歌がどこかで流れると思わず聞き耳をたててしまったり、出演者さんがテレビの番組やCMで活躍されているのを見る度にあの日観た俺節がよみがえってきます。

 

私の中で俺節は永遠です。

 

ご出演された方々はじめ関係者の皆さま、本当に素晴らしい舞台をありがとうございました。

 

 

 

 

*ここから先に書くことは全くの私事であり、俺節とはあまり関係のないことになるので、ページを閉じていただいて構いません。

 

私の家庭環境は少し特殊で、無償の愛をもらえるはずの両親から自分という存在を否定され続けて育ってきました。

物心ついたときからどんなに相手が悪くても全部自分が悪い、自分のせいだと思い込むことが物事の解決方法になり、内向的で他人を信用できない人間になってしまいました。

 

人間が嫌い、もう誰とも関わりたくない、生きていることが苦しくて、その環境を変えられない無力な自分が悔しくて、今この瞬間でさえ消えてなくなってしまえたらと思っています。

 

でも私はまだ、ある可能性を信じて生きています。

 

人って一人で生きてはいけないんですよ。

どんなにイヤでも嫌いでも、なんらかの形で人と関わらなければならない。

仕事も娯楽でさえも人がいなければ得られないもの。

今回の舞台だってそう。

原作を作った人がいて、それを脚本にする人がいて、舞台セットを作る人がいて、役者さんがいて、チケットを販売する人がいて、たまたま私の隣の席を買った人がいて私とひとつの舞台を観るということに直接または間接的に関わった人は数えきれないくらいいます。

 

それで、ここで何をお伝えしたいのかというと、この沢山の人たちとの関わり合いの中で、私のような人間を理解してくれて助けようとしてくださる方が稀にいらっしゃいます。

理解してもらえるということがどんなに生きる希望になり救いになったか。

 

「あなたはその経験があるから同じ経験をした人の痛みや悲しさが理解してあげられる。

それってすごいことだよ。

あなたのその経験は決して無駄ではないし、価値のあるものなんだよ」

と。

 

もしかしたらここまで読んでくださっている方の中にも私と似たような境遇の方がいるかもしれません。

 

私は海鹿耕治のような強い精神力も素晴らしい武器も持っていませんが、でも、私は私の持っている武器(数も少ないし決して強くはありませんが)がいつか他の人の役に立つその日を信じて今日も生きています。

 

もし、どうせ自分なんて何の価値もない、消えてしまいたいと思ってる人がいましたら、今日からそんなこと思わないでください。

武器を持ってない人なんてこの世にはいませんから。

あなたのその武器で誰かを救うことがきっとできます。

自分を信じてください。

大丈夫です。

耕治の『俺節』のように、私も、そこのあなたにもきっと『私節』がありますから。

 

 

長々とまとまりのない文章でお目汚し大変失礼いたしました。

 

この場をお貸しくださった羽倉様、再度のお礼になりますが本当にありがとうございました。

 


)久しぶりにパンフレットを開いてみたら、オルゴールつきの絵本のように… (ちよともさん)

舞台俺節が1歳を迎えました。おめでとうございます。

子供のアルバムを開くように、久しぶりにパンフレットを開いてみました。

オルゴールつきの絵本のように、みれん横丁のテーマが頭の中で流れます。

大好きな俺節、もう一度観たい。あの時にもう一度戻りたい。

 

安田章大さんのファンになって11年目になります。

いつも何に対しても真摯な態度で、難しいことからも逃げないでやり遂げる人。決していい加減な事をしない姿に、これからも信じてついて行こうと決めています。

 

俺節が決まった時に、知り合いの男性から「俺節は良いぞぉ、泣くぞ」と教えられました。失礼ながら私は原作を知らなかったので、それを聞いて覚悟して観ないといけないと感じました。

 

俺節の主役は安田さんです。

ですが、ベテランのカンパニーの方々のそうそうたる面々。この方達のお力なくして俺節は成功しなかったと思います。 

 

オキナワ役の福士誠治さん。舞台映えのするスタイルと通る声。カッコいい!

コージがアイドルファンに野次られている時に客席から登場するシーンはヒーローでした。雨の中で歌うコージの後ろに立っていたオキナワの切ない顔が忘れられません。

 

北野波平役の西岡徳馬さん。安田さんと舞台での共演は2回目です。前回も色気のある役をされていましたが、今回も大人の魅力たっぷりで惹き付けられました。随所で笑わせてくれる所があり、長ーいおしっこのシーンや、オキナワを閉じ込めていた柵を壊すところなど有り得ないことを普通に演じる面白さ。この役が徳馬さんで良かったと思いました。

 

大野役の六角精児さん。

びっくりしたのは、六角精児さんの実物のかっこ良さ。テレビドラマで拝見するイメージと違いました。ギターも歌もとてもお上手でもちろんお芝居も個性のある役をすんなりこなして、なんて素敵な人なんだろうと思いました。

 

ストリッパーと年増のアイドルとコージのお婆さんの役をされた高田聖子さん。最初の駅のシーンでタバコを吸うところもお婆さんそのもの。ストリッパーはとても美しく迫力があるのに物悲しい。アイドルはぶっ飛んでた。同じ人とは思えない演じ分けに驚きました。

 

そのアイドルのマネージャー役の中村まことさん。

いやらしい役を上手にされていて、本当に嫌な人に見えるんですが、ちゃんと情のあるところも見えて、ああ上手いなぁと思いました。

 

コージの歌の先生をされていた桑原裕子さん。もう大好きです。

お気に入りは歌の先生のナホとワニ女ですが、ストリッパーもファンもヨシコも全部好き。とにかく好きです。

 

そして、みれん横丁やストリッパー、スナック、引っ越しなど、何役もされた皆様。まとめて書いて申し訳ありません。最初はコージからすべてを奪い取ろうとしていたのに、いつの間にか一緒に働いて仲間にして、危険を犯してまでコージとテレサを逃がすために奮闘されるところまで、私も仲間に入れてもらいたいぐらいの結束力。

大笑いして大泣きしました。ありがとうございます。

 

テレサ役のシャーロット·ケイト·フォックスさん。美しくてしなやかで可愛い。あんなに歌がお上手だと思いませんでした。透き通ったきれいな声。日本語もとても聞き取りやすかったです。

大好きなのはコージとのラブシーン。二人が可愛くてキュンキュンしました。

 

そして、コージ役の安田章大さん。

やる男だと思っていましたが、ここまでやる所を見せつけられるとは。

関ジャニでは高音を担当することが多い安田さんですが、今回の演歌では、腹の底からと言うより地面の下から沸き上がってきて空に突き抜けるような歌い方。テレサを救うシーンで歌った「港」の魂を込めた歌声がドーンと私の胸に突き刺さり全身が震え涙が溢れました。

コージ、コージにしか見えない。

コージ頑張って!頑張ってテレサを幸せにしてあげて!

一幕の最後でコージがテレサの手を引っ張って逃げるシーンで歌った命くれないが圧巻でした。

演歌の曲が多く使われる中で、突然のドンパン節。盆踊りのシーンでしたが、秋田民謡なのに関西の盆踊りではよく使われる歌で、子供達も大好きな曲。少しほっこりしたシーンでした。

 

そしてやはり、ラストのシーンが一番印象に残っています。

テレサが強制送還される前に、コージに会わせようと皆がテレサを連れてきた。

ちゃんと歌えないコージに、高いところからコージにはっぱをかけるテレサ。

まるでロミオとジュリエットのように見つめ合います。好き、愛してる。言葉にしなくても客席には伝わりました。

この場面を思い出すだけでも涙が出ます。

 

うまく言葉に出来なくて、ああーーーー!と叫び会う二人。

テレサが私たちは二人で一人、あなたが私で私があなただと叫ぶと、オキナワが自分が作った俺節と同じと気付き、コージにあれを歌えと叫びます。

コージがオキナワからギターを借りて1人で俺節を歌い出します。

アイドルファンが引っ込めと怒って空き缶やゴミを投げる中を大雨に打たれて俺節を歌うコージ。辛いね、コージ辛いね。

感動的なラストシーンでした。素晴らしかった。安田さん、本当にすごいです。

 

舞台の素晴らしさは原作が素晴らしいからだと思います。

併設の原画展は、なんと無料でした。

入ると叫ぶようなタッチで描かれた原画の力強さ、絵からパワーが飛び出てきます。私は圧倒されながら、一つ一つ見て回りました。

命懸けで描かれた原作を命懸けで舞台にして、命懸けで演じられたのがこの俺節の舞台だと思います。

脚本演出の福原充則さんの才能と努力の賜物だと思います。

 

この俺節は、やりっぱなしで良いのでしょうか。

何度も何度も観たいです。

DVDになったらどれだけ幸せな事でしょう。

本当は3歳5歳になった俺節も観たいです。

再演されたらもっとたくさんの人に観てもらいたい。

俺節を世界中に自慢したいです。

どうか私の願いが届きますように。

 

最後に、お忙しい中、ファンレターの受け付け箱を設置してくださりありがとうございました。

私は鹿児島からでしたので、空港で買った奄美大島の立体絵はがきで、安田さんにお手紙を書きました。畏れ多いような恥ずかしいような、それでも目にして頂けたら嬉しくて書きました。

 

安田さん、いつも幸せにしてくれてありがとう。ずっとファンでいます。

 


)一番星のきらめき (マリエさん)

俺節一周年おめでとうございます。

そして、ステキな企画を立ち上げてくださってありがとうございます!

企画を知って、ちょっと思い起こしてみようかと思ったら、当時の想いが溢れかえってしまいました。

長くなりますが、キャスティングが発表された日にまで遡ります。

 

 

福士誠治さんが『俺節』という演歌漫画が原作の舞台に出演する。

なるほど、これまでにも『RENT』『サイケデリック・ペイン』とミュージカル作品で主演を張って来た彼のこと、演歌だってきっと歌いこなせるはず。

ファンとして即座に太鼓判を押しました。

しかし、よくよく見ると今回は主演ではないらしい。少しガッカリ。

 

オキナワとはいったいどんなキャラなのか?

歌う人なんだろうか?

公演が始まるまで待ちきれない私は『俺節』上巻を購入しました。

リアルで力強いタッチの絵柄は、正直普段の私ならあまり手に取らない類。

これも福士さんが出演した作品ですが『ワンピース』のようなスッキリとした絵柄が好み。

なのに漫画を1ページ開くごとにグイグイと『俺節』の世界に引きずり込まれて行く。

心はもはやみれん横丁の住人。

気が付けばオキナワという人物に惚れていました。

漫画を閉じた頃にはすっかり「福士さんが主演じゃない」というガッカリから「俺節で一番好きなキャラを福士さんが演じてくれる!」という期待に変わっていたのです。

ファンとは現金なものです。

 

福士さんが演じる姿を見る前からとにかくオキナワが好きだ。

この気持ちをいかに表現したものか。

そうだ、オキナワが着ているあの「ワンスター柄のTシャツ」を買おう!

と、あちこち探してみたものの、これだという商品に辿り着かず(大概メンズサイズ)

無いなら作ろう。

パソコンを立ち上げ星柄を描いてポチっと入稿。

これであとはTシャツが届くのを待つだけ。世の中便利になったものです。

 

自分が着るTシャツは出来たので、次に取り掛かるのは6月3日の福士さんの誕生日に送るプレゼント。

そう、1年前の今日、俺節の公演期間中に福士さんの誕生日があるという幸運。

これに乗らない手はない。

その為に地元大阪で公演がある舞台なのにわざわざ東京のチケットを取ったのです。

何か俺節に因んだプレゼントをそれでいて福士さんが使えそうなものをという事で「ワンスター柄のエプロン」に。

こちらは無印で買ったエプロンにアイロンプリントでオキナワエプロン完成。

まぁ、実際にご本人様の手元に届くのかも分からないけど、これも自己満足。

作ってる間が楽しい。オタクはそれだけで十分満足なのです。

 

さて、オキナワTシャツを身につけていかにもオタク丸出しの出で立ちで劇場へ。

すると周りにいる人たちは何故か一様に水色の服や小物を身につけている。

後に「俺節原画展」でグッズを販売しているスタッフさんにお話をさせて頂いたところ、グッズも水色のものが全て完売とのこと。

主演・安田くんのメンバーカラーだからだと教えて貰い急に親近感が。

私がオキナワTシャツを着ているのと同じ理由なんですね。

好きになった相手は違えど、相手を好きな気持ちを表現したい。応援したい。

同じ気持ちの人たちがこんなにも集まっている場所なんだと。勝手ながら一方的に仲間意識を感じてしまいました。

完全にアウェーだと思っていた劇場が急にホームに思えた瞬間でした。

 

そんな安田くん情報を教えてくれたのも「俺節原画展」でした。

完全アウェーの場所に来たと思っていた私に男性スタッフさんが気さくに親切にお話をしてくださりました。

多分あの時いらした女性が奥様だったのではないかと思うのですが当時は失礼ながら存じ上げずご挨拶させて頂いておけば良かったと今更になって後悔しています。

オキナワの缶バッジが欲しかったけど、水色だったので既に完売でも、みれん横町の缶バッジがまだ残っていたので喜んで買いました。

「みれん横町に住みたいです!」とスタッフさんに話すと「住むのはやめておいた方が良いですよ」と言って笑ってくださったのを今でも鮮明に覚えています。

一人での観劇だったので舞台のお話をさせて頂けてとても楽しかったです。スタッフ様ありがとうございます!

あと、土田先生と交流があった漫画家さんが描かれたものでしょうか?ポストカードにはオキナワがいて嬉しかったです。(実は清次さんも好きなので入ってて嬉しい)

漫画家さんと言えば、以前福士さんが主演をつとめた舞台『ホテル・カルフォリニア』の原作者・すぎむらしんいち先生からのお花や色紙も届いていてびっくりしました。

ご縁というのは繋がっていくものなんですね。福士さんを追いかけるようになってからというもの、ご縁の大切さを実感するようになりました。      

 

「俺節原画展」は観劇後に入れる時間まで開けてくださっていたおかげで、観劇の興奮そのままに入り、あの漫画で見ていた作画の力強さを生で感じ、ますます『俺節』の世界へのめり込む事になりました。

印刷では見えない修正の跡、葛藤。

原稿の外にまではみ出した想い、叫び。

漫画を見てこんなにも強く生命を感じた事はありません。

そこには確かに土田世紀先生が息づいていました。

 

そんな土田先生の叫びはコージの声となり、オキナワのギターとなり、テレサの涙となり、みれん横丁の住人となって舞台の上で命を吹き込まれていました。

各々が役を演じているのではない。皆あのみれん横丁に暮らし、生活し、生きている。

公演が終わって一年が経った今でも東京のどこかにあの横丁がある。そう思っています。

 

漫画の中では丁寧に描かれていたオキナワの感情の変化。

短い公演時間の中であれだけの転換を見せる感情を、観客に違和感なく見せることが出来るのだろうか?

そんな疑問はオキナワのギターのひと掻きで吹っ飛びました。

時に荒々しく、時に繊細に。ギターの音色が彼の心を表現してくれました。

もともとギターは趣味で嗜んでらっしゃったようですがその道のプロではありません。

台詞と段取りを覚えるだけでも大変そうなのに、ギターまで覚えなければならない。

きっと並々ならぬ努力があったはず。

顔は痩せこけ、手にマメを作り、それが潰れても尚練習してなのにひとたび舞台に上がれば苦労なんて微塵も感じさせない。

如何にも子供の頃からギターと共に育って来たオキナワがそこに居ると思わせる説得力。

あれだけの自然体で舞台の上に立つ事がどんなに難しい事か。

これまでにこつこつと積み重ねて来た経験が、作品作りと真摯に向き合う姿勢が、確実に実を結んでいる。

役者・福士誠治の真髄を目の当たりにしました。

よっ!オキナワ!かっこいいぞ~!(北野波平調で)

 

『俺節』の大千穐楽は私の地元・大阪で迎えることができました。

まさか大阪公演には「俺節原画展」が無いなんて!?

東京公演を観に行っていて良かったこれも福士さんのお誕生日が東京公演であった為。

延いては福士さんのお陰で貴重な原画を拝見する事ができました。いくら感謝してもしきれません。

もちろん大阪でもオキナワTシャツを着て観劇いいえ、東京で『一番星ブルース』を聞いてからはこのTシャツの事を「一番星Tシャツ」と呼んでいます。

「一番星消えるたび 俺の心が寒くなる」の歌詞をなぞってか、オキナワがトレードマークである一番星Tシャツ姿ではなくなる演出に目頭が熱くなりました。

そしてオキナワの繊細な感情の機微。それらに少しでも違和感が生じればたちまち『俺節』は崩れるでしょう。

毎公演コージの熱唱に圧倒されますが、その後ろで、誰も見ていないかもしれない場所で、毎公演涙を流しながらコージを見つめるオキナワの姿に胸を打たれました。

 

福士さんを好きで良かった。こんなに素晴らしい作品に出会えるなんて。

ジャニーズに興味の無かった私が安田くんの熱演に感動し、関ジャニに興味を持ち、歌番組に彼らが出ているとチェックして、コージが可愛い衣装を着て踊っている!髪色がまた変わった!と大興奮し、そして先日のすばる君の脱退に涙まさか私がアイドル事情に一喜一憂する事になろうとは。

『俺節』をきっかけに仲良くなった安田くんファンのフォロワ様もいます。

好きな人やものが増えると比例して幸せが増していく。それを改めて感じる事ができました。

貴重な出会いに感謝です。ありがとうございます。

 

大千穐楽を迎えしばらく経っても口をついて出る鼻歌は『俺節』か『みれん横丁のテーマ』。

六角さん演じる大野さんが言っていた「その時初めて歌になる」とはこういう事か!

未練たらたらとみれん横丁に想いを馳せながら、『俺節』大千穐楽に持って行っていたバッグを開くと……バッグの中が紙吹雪だらけ。

何だこれは!?アレか!カテコで降ったあの紙吹雪か!!

みれん横丁がキラキラと輝いた日の思い出を捨てられず、どうしたものかと思い倦ねて結局バッグに入れっぱなしになっていたんでした

 

1年が経った今でも、ふとした瞬間に思い出のひとひらが舞い上がり、コージとオキナワとテレサとみれん横丁の皆に会いたくなります。

またいつか会えたら良いなぁ。

またいつか会えるんじゃないかなぁ。

そんな期待を抱かせてくれる。

このひとひらがある限り『俺節』に終わりは無い。

そう思っています。

 


)祝・俺節1周年記念イラスト!! (haruさん)

Twitterでファンアートを描かせて頂いてる者です。

個人的に28日に向けてイラストを描いている途中ツイートを拝見させて頂きました。

 自己満足なイラストと短い感想になりますが少しでも想いを届けたく送らせて頂きました。

 俺節は私にとってかけがえのないとても大きな存在です。

舞台を観劇した日からずっと俺節が忘れられません

 またグッズを購入させていただいた際、奥様にうちわをプレゼントして頂きました!とても嬉しくて部屋に飾ってあります(^^)

 色々と難しい問題もあると思いますがプロジェクトを応援しています!

 長文で失礼しました。お体に気をつけてください。

 

へば!


)きっと忘れない ずっとずっと忘れられない そんな俺節 (ゆずさん)


2日続けて私は「とんでもないものを目の当たりにしている」、そんな感じでした。(Fさん)

あまり漫画本というものを読むことなく大人になったこともあって、恥ずかしながら漫画原作の俺節という作品があったことを全く知らなかった私。でも原作を読んだことがあったりストーリーを把握しているもの以外は、基本的に映画や舞台も「初見で楽しみたい派」なので、今回縁あって舞台俺節を観劇させていただくにあたり、予め舞台告知としてリリースされていた以上の情報は一切見ず原作漫画も読まないまま5/28の舞台初日を迎える、そう決めていました。

そのため5/28は原画展の入り口の前までは行ったものの、実は入らなかったんです。

 

ちなみに、原画展の存在は、そもそも別の意味でとても気になっていました。それは「入場無料」だった点です。

私は職業柄、例えば都内中心部でイベント会場を借りたり広告や看板を掲出する場合の経費がどの程度かかるか?ということに比較的詳しいほうなので、何をするにもお金がかかるこの時代に「何だこの力の入れ方はしかも入場無料とは俺節何者なんだ一体?!」と不思議で仕方なかったのです。

このあたりのことについては、その後俺キャット屋さんの公式サイト内で触れられることとなったので、あとになって全てそのカラクリを理解することになったわけですが。

 

話を戻します。

そんなこんなで5/28の私はネタバレを回避すべく、あえて原画展会場を横目にACTシアター玄関口へと向かう階段をのぼって舞台初日に臨むこととなったのでした。

そして翌日5/29にようやく初めて、原画展会場へ足を踏み入れた次第です。

5/29は月曜日で舞台の開演時刻も夕方18時半からということもあってか、お昼過ぎのACTシアター付近はさほど混み合っておらず、ゆったりとした感覚で原画展にお邪魔いたしました。前日に初日公演を観劇させていただいていたので、満を持して原画展も解禁といったところでした。

一つ一つの原画を読み進めていきながら「嗚呼あの女優さんは原作ではこんなお顔なんだな!」「これはあのシーン!!」「この人は舞台には出てこなかったよね?」・・・立ち止まっては読み込み、そして前日に観た鮮明な記憶が蘇り涙が溢れそうになる、その繰り返しでした。そしていつの間にか私はとてもとても、異様なほどゆっくりと歩いていた気がします。どれくらいの時間をかけて全てのページを読み終わったのかわかりませんが、とにかくあの空間にとても引き込まれていったことは覚えています。

 

そして読み進める途中、後半に突如として現れる舞台主要キャストの皆様が並ばれているあの巨大なパネル。

舞台告知用として製作されたフライヤー(チラシ)は、原画ver.(片面刷りと両面刷り)とA3二つ折のキャスト写真ver.の計3パターンが存在していたかと思いますが、このうちのA3写真ver.の中面見開きを拡大したパネルです。撮影OKという親切なお取り計らいもあり、おそらく来場された多くの方々が各々のスマートフォンなどで写真におさめて帰られたのではないかと思います。勿論私もその1人です。そしてこの度の俺節舞台化1周年記念ということで、当時の画像データをスマートフォンで眺めて記憶だけタイムスリップしつつ、こうして思い出に浸っている次第です。

そしてちょうど出て来て振り返ったタイミングで、赤坂BLITZのモニターから舞台俺節の告知映像が流れ出し、ますます嬉しくなったことも覚えています。

 

あの原画展に来場なさった方はご存知かと思いますが、とても大きなサイズのイラストがあったり、原画も壁面だけではなく天井から沢山吊り下げられていました。

語弊のある言い方かもしれませんが「なんて手の込んだ原画展なんだろう!」と感じました。前日に魅せられた舞台といいこの原画展といい、2日続けて私は「とんでもないものを目の当たりにしている」、そんな感じでした。

漫画家さんの原画展ということに限ると、私が過去に訪れた経験があるのは兵庫県宝塚市にある【手塚治虫記念館】だけなのですが、それこそ舞台上演に併せた短期間限定でこんなにもしっかりしたボリュームでの原画展なるものを展開しているような作品には未だかつて出会った経験など勿論なく、むしろ戸惑いにも似た感情だったように思います。そのため原画展の充実度に圧倒され、既に気持ちが飽和状態のようになっていた私は、出口近くのグッズ販売コーナーに関してはゆるっと拝見しただけで原画展初日を締めくくったのでした。

そこから6/18までの東京公演期間中、私は何度か赤坂を訪れることになるのですが、事あるごとに原画展にはふわっと足を踏み入れさせていただきました。

行くたびに漫画家さんたちのサインがどんどん増えていたことも、とても印象的でした。

 

原画展でもうひとつ心に響いたことがあります。それはグッズ販売に関してです。

この手の物販において店頭以外に通販を実施されるようなところ、あるいは在庫切れになっても再入荷させるといった対応は他でも沢山あるかと思います。でもここでは全くの次元の違いを見せつけられました。「その場その場で個々ができることを限界まで取り入れる」という意味での「商売としては本来あり得ないようなきめ細かさ」があの原画展にはありました。

61週め頃だったか「後日受け取り希望者向けの予約受付」「在庫切れ分の郵送依頼」などのサービスが始まりましたよね。大学ノートに記入するというなかなかアナログな方法での導入にすら、私は好感しか抱けなかったです。レターパックを添えた手書きの案内が掲示されたり、深夜まで開場される日があったり、グッズが期間中に欠品したと思えば再入荷どころかカラー展開が増える、Tシャツに関しては最終的にカラー&サイズオーダーおよび試着まで始まる。そして東京公演が終わる頃には「7月に通販サイトをオープンさせます」というチラシが設置されるという流れまで。

全く畑違いではありますが仕事でイベント等を運営した経験もあるので、この運営母体の方々が明らかに採算度外視であることについては早い段階で察知していましたが、日を追うごとに舞台俺節のカンパニーの皆様、そして原画展に携わっておられる皆様両方が大好きで仕方なくなりました。

さらには日々展開が拡大していくグッズという物珍しい面白さも相まって、大学ノート記入形式のお取り置き制度も、途中で何度か購入希望アイテムを追加させていただくという状況に陥りました。その後始まった通販でもさらなる新たなグッズが登場したので、しっかり利用させていただいたことは言うまでもありません。

 

原画展の一角には秋田県横手市関連の掲示コーナーが少しあったり銘菓も販売されていたわけですが、コージくんシルエット柄のトートバッグとセットで販売されていた「あげほし餅」というお菓子は個人的に大のお気に入りになりました。これは美味しくて、無限に食べられそうな塩っ気の絶妙さが素晴らしいお菓子でした。これにハマったのはきっと私だけではなかったと思います。

 

原画展は東京限定開催という形ではありましたが、あのような形で気軽に原作にふれられる貴重な機会をご提供いただき、本当にありがとうございました。

唯一悔やまれるのは6/16の舞台本番後に行われた「俺節ナイト」に、どうしてもスケジュールが合わず参加できなかったことです。でも舞台を観て原画展に行き舞台とリンクさせながら浸る。あるいは原画展を観て舞台に想いを馳せる。原作を知らなかったところから始まった私ではありますが、舞台観劇と原画展を堪能させていただく中で、遅ればせながらも俺節という作品の大ファンになりました。

そしてこの度舞台俺節の上演から1周年を迎えられたとのことで、1年前の出来事を稚拙ながら思い起こしてみたのですが、自分でも不思議なくらい記憶が鮮明でした。

それだけ俺節が私にとって大きな存在だということなのだとも思います。

1年越しではありますが、改めましてお礼申し上げます。

またどこかでお目にかかれる機会があるのなら、ぜひ伺いたいと思います。

 

そして2年後、3年後、その先もずっと変わらず、私は俺節が大好きです!


1)あれから一年経った今でも俺節が大好きで  (りゅうさん)

初めまして。
私は高校二年の時に俺節を観劇した者です。
私にとって初めての本格的な舞台があの俺節でした。
元々、関ジャニ∞のファンだった私は安田章大さんが目的であの劇を拝見しましたが、終わった後から俺節の世界に引き込まれてしまいました。その後も、何度か行かせていただき俺節の大ファンになりました。

あれから一年経った今でも俺節が大好きで
昨日のように劇の内容、雰囲気、迫力を目に浮かべることが出来るくらい鮮明にあの感動を覚えています。
俺節のおかげで演歌も聴くようになりました。

そして円盤化、音源化、再演に向けて奥様やスタッフの皆さんが行動してくれたこと、本当に嬉しかったです。
私が俺節の原画展でコージの缶バッジの色が7色無くてどうしようか迷っていたところ、男性の店員の方が郵送が出来ることや申し込み方を丁寧に教えて下さり、最後に必ずお届けします、ご購入ありがとうございます、と言ってくれた日のことを私は忘れられません。こんな素敵な方々の作られた作品に触れられて本当に幸せです。

あの舞台から一年経ち高三年になりました。
まだまだ未成年で力になれることも少ないですが、俺節プロジェクトを全力で応援しております。俺節が大好きです。
微力ではありますが少しでも力になればと思い、今回画像を送らせていただきます。